1968-03-18 第58回国会 衆議院 本会議 第13号
政府は、四十三年度経済見通しにおいて、輸出の伸び率を一五・二%と見ているが、ポンド切り下げ、ドル防衛の強化、ヨーロッパ景気の後退等の諸情勢を考えると、この見通しは甘過ぎるのではないか。貿易外収支及び資本収支の赤字予想も、ドル防衛の強化等から見て少な過ぎる数字で、結局総合収支三億五千万ドルの赤字という見通しは、大幅に狂うのではないか。
政府は、四十三年度経済見通しにおいて、輸出の伸び率を一五・二%と見ているが、ポンド切り下げ、ドル防衛の強化、ヨーロッパ景気の後退等の諸情勢を考えると、この見通しは甘過ぎるのではないか。貿易外収支及び資本収支の赤字予想も、ドル防衛の強化等から見て少な過ぎる数字で、結局総合収支三億五千万ドルの赤字という見通しは、大幅に狂うのではないか。
来年度の国際収支の黒字幅は、本年度より縮小いたすといたしましても、依然として黒字基調は維持できるものと考えますが、国際収支に関連して、米国景気の停滞、西ヨーロッパ景気の上昇鈍化をどう見るか、特に、米国のいわゆるドル防衛政策の影響をどう見るかということは、きわめて重要な問題であります。